指数分布の最大値分布(改)
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と後半は同じですが前半のモーメントの計算はずっと簡単になったので書き直しました。パラメータの異なる独立した指数分布の和の形にしてしまいます。
互いに独立
このとき の分布について考えてみる。
互いに独立
とする。このとき
と は分布として等しい
特性関数が等しいことを示す。
一方
なのでの密度関数は微分して
よって特性関数は
ここで
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で示した
により
□
モーメントの計算はよりの方がずっと容易である。
今度はが大きくなる時にが近づいていく分布を求める。を動かすのではと書くことにする。
但しの分布関数は
の分布関数をとする。
は定義関数。
これは によって任意の実数で
に収束する。□
はガンベル分布と呼ばれ、極値分布の一つです。
を計算してみると
が比較的容易に分かるので
となる(はオイラー定数)。
同じようにして
おまけとして3次4次の中心化モーメントを記しておくと