不均等な場合のクーポンコレクター問題
種類のアイテムからなるガチャでが当たる正の確率をとする()。
このガチャについて全種類コンプリートするまでに引くガチャの回数の期待値は
の空でない部分集合に対してをそのアイテムに対応する確率の和とすると(例. )
3種類の場合を見れば一般の場合も計算方法は全くかわらないので、見た目の煩雑さを避けるためにの場合の証明をみる。書き下すと、3種類のアイテムの出現確率がそれぞれであるとすると
コンプリート達成時の回数をとする。回目にコンプリートしていないことはと表される。回目までにアイテムがまだ出現していない事象をとすると
包除原理から
たとえばは回ずっとアイテムが出ない確率であるからと計算できる。他も同様。
はでのみで、それ以外はであることに注意する。
以上からとして
非負整数値をとる確率変数の期待値計算の便利な公式
より計算が完了する。□